五平餅

goheimochiこの地域一帯で愛される、香ばしい甘辛のタレが癖になる郷土料理。

五平餅がいつ作られたかは定かではないが、由来は「山の神様へのお供えが御幣に似ていたから御幣餅」と「ある村の五平さんが考案したから五平餅」という二つの説がある。

形は10種類以上あると言われ、だんご型とわらじ型に大別される。味付けも、しょうゆ、味噌、ミックス、クルミやヘボ(蜂の子)入りなど地域によって様々な特徴があるので、食べ比べをするのもおもしろい。

五平餅は、少し固めに炊いたウルチ米がおいしいとされる。まずタレをつける前に遠火の炭火で下焼きし、それからタレを浸けてこんがり焼くのがおいしい作り方である。

栗きんとん

大正時代から始まった栗の栽培によって、古くから栗菓子を作る和菓子屋の多い恵那。

栗きんとんは、この地域特産の恵那栗に砂糖を加えて水を一切足さずに炊き上げてつくります。そして茶巾しぼりで栗の形に調えて完成です。

栗きんとんを最初に製造したのは、恵那市から車で30分ほどの加茂郡八百津町にある創業明治5年の緑屋老舗といわれています。

恵那市内には、15軒を超える和菓子屋が、それぞれ栗の産地や品種にこだわり独自の栗きんとんを製造しています。