この地域一帯で愛される、香ばしい甘辛のタレが癖になる郷土料理。
五平餅がいつ作られたかは定かではないが、由来は「山の神様へのお供えが御幣に似ていたから御幣餅」と「ある村の五平さんが考案したから五平餅」という二つの説がある。
形は10種類以上あると言われ、だんご型とわらじ型に大別される。味付けも、しょうゆ、味噌、ミックス、クルミやヘボ(蜂の子)入りなど地域によって様々な特徴があるので、食べ比べをするのもおもしろい。
五平餅は、少し固めに炊いたウルチ米がおいしいとされる。まずタレをつける前に遠火の炭火で下焼きし、それからタレを浸けてこんがり焼くのがおいしい作り方である。