2015 活動報告【前半】

Day 1: 8月1日(土)歓迎会
5ヶ国から6名の海外ボランティア到着

いよいよ2015年度のプロジェクトがスタート!名古屋で電車に乗り遅れるなど、小さなトラブルがあったものの無事6名全員が恵那市岩村町に集合。今年度プロジェクト関係者による挨拶終了後、ささやかではありますが歓迎会を行いました。
ena volunteer

歓迎会後のミーティングでは、今後2週間のスケジュール確認と簡単な自己紹介と国の紹介をしてもらいました。メンバーの来日歴は、初来日が半分、昨年東京でのプロジェクト参加もいたりでさまざまです。言語は英語でコミュニケーションをはかります。

 
Day 2: 8月2日(水)菜園での作業、岩村観光
ハウスの整理

午前中は、ハウスの整理。会って2日目とは思えないチームワークで、二つのグループに分かれ手際よく農機具を整理する。慣れない日本の暑さに汗だくなりながら無事作業は終了。
国際ボランティア 作業

ハウス内で刈られた草を集めるロシアのポリーナ。

岩村観光

岩村観光
午後から岩村観光の中心地へ。全国で48番目に文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定された商家の街並みに一同感動。

岩村 勝川家

江戸末期から台頭した商家である勝川家を見学。屋内のひんやりとした空気にしばし癒される。

岩村酒蔵 外国人
最後は、モンドセレクションも受賞している恵那が誇る酒蔵「岩村醸造」を見学。心優しいご主人に盃をいただきボランティアも大喜び。宿に戻って「女城主」をメインにささやかな酒宴を開催!

 
Day 4: 8月3日(火)森林保全活動
地域の間伐材を温泉用ボイラーに利用

今日はNPO夕立山森林塾さんとのコラボで、間伐材を温泉ボイラーに利用する仕組みを作業しながら学ばせていただく機会を得ました。場所は山岡町の花白温泉です。
ena tree thinning
実習開始。まずは普段どのような作業をしているかを見せてくれました。

ena tree thinning2
各年毎の気候によって、年輪の幅に差があることの説明を受ける。知識として知ってはいるものの、実際の年輪を見て理解が深まったようでした。

tree thinning
受け口はチェーンソーでカットしてもらい、追い口を手ノコで入れていざ伐倒。

恵那森林保全3
木の集積場までの約200mを1時間に渡って何度も行ったり来たり。涼しそうに見えますが、猛暑であったため、皆汗だく。慣れない日本の蒸し暑さの中、よく頑張っています。

恵那森林保全4
木の直径を測り、記録していきます。

恵那森林保全5
作業で得た「もり券」で昼食と温泉。地産地消、地域活性に大きな可能性を秘める「もり券」の仕組みに一同関心。

恵那森林保全6
昼食後は、機械を使った薪割りを体験。何度もエンストして調子の悪かった機械のエンジンを復活させたボランティアの名に因んで「Christine」と機械は命名されました。

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今日の作業の振り返りの他、各国の森林事情や廃れて行く山をどのように維持していくか活発なディスカッションをして終了。いただいたアイスキャンディーは絶品でした。

 
Day 5: 8月5日(水)染め型紙ワークショップ
染め型紙の歴史を学ぶ

今日は、昨年もお世話になった「岩村の歴史と文化と未来を語る染色プロジェクト」の田口修さん指導のもと、午前中は染め型紙について学び、午後から一般市民を交えてのワークショップに参加。

岩村染め型紙1
江戸時代から昭和後期まで恵那市岩村町で営業していた染め物店「吉岡屋」に保存されていた「染め型紙」について田口先生さんより英語によるレクチャーを受ける。吉岡屋の店主は京都の「染司よしおか」で染物修行されたとのこと。

岩村染め型紙2
型紙が完成!初めてながらも全員個性豊かな型紙に仕上がりました。

岩村染め型紙3
場所を岩村コミュニティセンターに移して一般参加者と一緒にワークショップ。まずそれぞれ自己紹介。今日はトートバッグを自由に染めていきます。

岩村 染め型紙
無事完成!幾何学模様であったり、桜をイメージしたりと午前中に作成した型紙をうまく組み合わせて味のあるバッグに仕上がりました。

 
Day 6: 8月6日(木)菜園作業&子ども達とデイキャンプ
のんびり休暇を過ごす

恵那ボランティア
朝は、今日の午後予定されている地域の子ども達とのデイキャンプの準備。まずは料理に使うジャガイモの収穫。そして、豚汁部隊と遊び場設営部隊とに分かれて作業。今日も暑い。

恵那ボランティア竹馬遊び
作業の合間をぬって、子ども達と遊ぶために準備した竹馬に初挑戦。じーっと動かぬまま30秒、なかなか前に踏み出すのが難しいようです。

スイカ割り
海外ボランティアにとっては初のスイカ割りで大いに盛り上がりました。ベトナムのジャスミンが見事まっ二つに。

スイカ割り2
「家の中で食べるスイカよりおいしいねー」と子ども達も大興奮でした。

 
Day 7: 8月7日(金)小学生とのれん作り
ボランティアの出身地をのれんで表現

恵那北小学校の子ども教室、中山道のれんアート実行委員会とのコラボで実現したのれん作り。総勢42名の児童が6つのグループに分かれて、一緒になったボランティアの出身国をイメージしたのれん作りを行いました。

今回は、恵那市を代表してオーストラリアに派遣された経験のある中高生がグループリーダーとして参加。なかなか使う機会が少ない英語を実践する場となりました。

中山道のれんアート1
まずは、外国人ボランティアが地図を使って自分達の国についてプレゼンテーション。クイズも交えながら徐々に子ども達と打ち解けていきます。

中山道のれんアート2
ボランティアが持って来た本や、絵はがきなどを参考にそれぞれ好きな絵を絵の具を使って描いていきます。このグループはベトナム。

中山道のれんアート3
ロシアグループ。男子はロケット。女子はたまねぎ型のロシア正教会い興味を惹かれたようです。

中山道のれんアート4
グループ毎に写真撮影。やはりフランスにエッフェル塔は外せませんね。

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英語とはまた違うベトナム語の発音に子ども達は好奇心をかき立てられたようです。

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無事全グループののれんが完成。中高生のリーダーは、英語力を駆使して大活躍してくれました。

活け花体験

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昼食後は、活け花体験。全員初めてでしたが、日本人ではなかなか見られないという活け方で独創性を発揮してくれました。

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そして夕食は、木曽川の美しい景観が素晴らしい、市民の方主催によるバーベキューパーティに招かれました。自家栽培のおいしいお米に一同大感激でした。

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