国際ボランティアプロジェクトとは?
海外で800以上、日本国内では36の地域で開催されている国際ボランティアプロジェクト。
日本ではまだ新しい活動ですが、発祥地ヨーロッパでは100年近くの歴史があります。参加者は、世界各国から集まる仲間と寝食をともにしながらボランティア活動を行います。
国際ボランティアプロジェクトの概要
国際ボランティアプロジェクトは、第一次世界大戦直後(1918年)ヨーロッパの若者達が、破壊された家屋、道路、農地を補修、修復したことをきっかけに始まりました。
日本では、国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部が1995年より実施しています。世界各国から集まったボランティアメンバーは、日本文化の理解促進、日本人との交流、地域社会への貢献を主な目的として活動しています。
受け入れ地域の人々は、ボランティア参加者と交流を図ることで、異なる文化や価値観、考えに触れることができ、また参加者も様々な国の人々や地元の人々との交流を通して視野が広がり、相互の学びの場ともなっています。
国際ボランティアプロジェクトデータ
- 世界約50ヶ国で実施され毎年約2万人が参加
- 日本国内実施地域:36ヶ所(海外からのボランティア参加人数:約100名)
- 実施時期の多くは7月~9月
- 1プロジェクトの実施期間は2~3週間
- 活動人数:1プロジェクトあたり1~20名
- 活動内容:環境保護、掃除、福祉活動、地元民との交流、など
- リーダー :1プロジェクトにつき、1名(CIEEより派遣、または地域で選出)
- 参加国:ロシア、フランス、イタリア、ドイツ、韓国、ベルギー、チェコ、カナダ、トルコ、スペイン、 イギリス、メキシコ、アメリカなど
開催地域のメリット
- 道路整備、草刈り、清掃など、人手不足で困っていることを解消
- 観光資源の活用と開催地域の国際的なアピール
- 地域文化価値の見直し
- 異文化体験で得られる視野の広がり
- 小中高生や外国語に興味のある住民の実践的な語学力を身につける場